中等 9月のMD

9月のモーニングデボーションが行われました。今月の聖話では牧師の安食先生から作新学院創立140周年に向けての温かいお話がありました。

「こち亀」という漫画は40年間毎週一度も休まず連載されギネス記録を持っています。作者の秋本治さんは連載を長く続けられた理由を「健康を大切にしたこと」と言っています。長く続くには理由がある。作新学院は140周年。これはすごいことです。

作新学院が140年も続いている大きな理由の一つが「一校一家」の精神です。通っている人たちは一つの大きな家族なんだという考えです。この一校一家の精神を考えるときにあるエピソードを思い出します。福島県のいわき市に昔大きな炭鉱(鉱山)がありました。そこでは一山一家、一つの鉱山で生活を共にする人は1つの家族だという考え方です。常磐炭田という大きな炭鉱で家族を守るストーリーがあります。私が大好きなストーリーです。

常磐炭田では2回消滅する危機があり、それを乗り越えてきた話です。最初はエネルギーが石炭から石油に代わるとき解散の危機がありました。炭田が廃止され皆が離れ離れになる危機でした。その時、従業員や家族を守るため作られたのが常磐ハワイアンセンターでした。新しい会社を作り温泉をもとにリゾート観光地を作ろうと考えました。

次に訪れた危機は2011年の東日本大震災でした。その時も、当時の社長は誰ひとり社員を解雇せず、一つの家族として支え合いながら困難を乗り越えていきました。この一山一家の精神が作新学院の一校一家の精神と似ています。これからも皆さんは家族として助け合い成長してください。そして卒業後も家族としての絆が続いていきます。その関係を楽しんでください。そして中等部に入ったことを誇りに思ってほしいです。

※安食先生も中等部の卒業生で皆さんの先輩です。