作新学院の取り組み
作新学院は、「一校一家」の校風のもと、「自学自習」に勤しむ気風を養い、「誠実勤労」の習慣を身につける ― この教育方針を礎に、多様性を重視した教育を行い、優秀な人材を世に送り出してきました。
一の沢キャンパスには、幼稚園、小学部、中等部、高等学校。清原キャンパスには、女子短期大学、大学、大学院が設置され、園児・児童・生徒・学生約6,500人が集う総合学院として、初等教育から高等教育、専門教育まで、独自の一貫教育システムを展開しています。
「一校一家」
学校全体がひとつの家族であるように、互いの事を我が事のように思い合い、 助け合う
「自学自習」
何を為すために、何を学ぶべきか、常に自らの頭で考え判断し、能動的・主体的な姿勢で学習に取り組む
「誠実勤労」
真面目に真心をこめて、一つ一つの学習や課外活動などすべての行動に全力で取り組む
文、武、社会貢献という三本柱
作新学院では、「文」「武」「社会貢献」を3つの力を教育の柱とし、さらに、未知なる世界に挑戦し、新しい価値を生み出す“人間力”を育んでおります。
1. 文=学習
最新のICT教育環境で、仲間と切磋琢磨して学び、高い学力を培います
高等学校には約3,600名の生徒が各々の個性、能力、夢に応じ、トップ英進部、英進部、総合進学部、情報科学部の4部に分かれ在籍しています。
毎年東大・京大をはじめとする国公立大学や早稲田・慶応などの難関私立大学、医歯薬系大学へ多数進学、また就職内定率100%を誇るなど、それぞれが進路希望を叶えています。
中等部では、明るく楽しくのびのびした環境のもと、私立ならではの週2日7時限授業や少人数による個別指導を実施し、毎年県内外の進学高校に多数の合格者を出しています。
小学部は、県内で唯一の私立小学校として、少人数教育によるきめ細かい指導を行い、児童一人ひとりの個性と学力を十分にのばしていきます。
幼稚園は、「すくすく、のびのび、すこやかに」をキャッチフレーズとして、さまざまな体験をすることで、自分の心で感じ、自分の頭で考え、自分の力で行動できる子どもに育てていきます。
2. 武=スポーツ
設備が整った施設で志高く自主的に活動し、心身を鍛え、自己を高めます
高等学校の部活動では、甲子園大会へ連続出場を果たした硬式野球部をはじめ20を超える団体が毎年全国大会に出場、複数の種目で優勝を果たすなど、全国トップクラスの実績を誇っています。
また、多くの卒業生が、学院で培った「人間力」を礎に各界で活躍をしています。
- ロンドン 銅メダル
- リオ五輪 金・銀・銅メダル
- 東京オリンピック出場
- 東京オリンピック出場
- 東京オリンピック出場
- 東京オリンピック出場
- 東京パラリンピック 銀メダル
- 東京パラリンピック 銅メダル
など
3. 社会貢献
人を想い、人のために行動することで、豊かな未来をつくります
文武両道を旨とする本学院でありますが、全学を挙げて力を傾注しているのは「社会貢献(ボランティア)活動」です。
- 被災地支援や環境保護活動を行うチーム・テレサ
- 科学技術で環境保全に取り組むチーム・ガリレオ
- 世界の子どもたちへの支援を行うチーム・コロンブス
「誰かのために役に立つ」ことをテーマに、幼稚園・小学部・中等部・高等学校の垣根を越えて、みんなで考え、行動しようと結成されました。学院の持つ多様な個性とアイディアを結集し、“オール作新”で積極的な活動を行っています。
SDGsの取り組み
【ペットボトルキャップ回収】
900万個のペットボトルキャップ回収を達成しました。これにより、最貧国に暮らす子どもたち約11万人にポリオワクチンを送り、約70tのCO2削減に貢献しております。
【コンタクトレンズケース回収】
空ケースを回収し、再資源化することで環境保護に役立てるとともに、リサイクルで得られた収益をアイバンクに寄付し、活動を支援します。【防災かまどベンチ、移動式オーブン設置】
災害などでライフラインが途絶えた際、調理器具として近隣の皆様に活用していただきたいと製作し、設置しました。 被災地復興支援【募金活動】
東日本大震災から11年。被災地の復興を心から願い、募金をお贈りするとともに、さまざまな活動でつながり、応援し続けています。 また、近年豪雨による被害を受けた各地の皆さんにも義援金をお贈りし、心の交流が続いています。【心の支援】
被災地の皆様に元気を出していただけるように、義援金に添えてメッセージや支援品をお贈りし、交流を続けています。アフリカ一万足プロジェクト
国際貢献活動の取り組みでは、靴を必要としている発展途上国の子どもたちに運動靴を送ろうと3年かけて集められた14,750足が海を渡り、タンザニアとカメルーン極北地区の子どもたちに届けられました。思い出のランドセルプロジェクト
役目を終えたランドセルを学びたくても学べないアフガニスタンの子どもたちの就学に役立てる支援活動を展開しています。多くの方にご協力いただき、366個のランドセルとたくさんの文具類が集まりました。大切な思い出のつまったランドセルが“心のバトン”となって海を渡り、笑顔で学校へ通うアフガニスタンの子どもたちを想いながら、活動を続けています。
子どもたちは、一人ひとりの力はささやかでも、多くの同志とつながりその思いや行動を重ねていけば、必ずや社会は自分たちの力で変えられることを学んでいます。
作新が培う総合的「人間力」
- 創造力
- 国際力
- コミュニケーション力
- 社会貢献力
- 諦めない力
どんな優秀な頭脳も、運動能力も、世のため人のために役立たなければ無用の長物です。他者を思いやり問題解決に向け行動できる力、多くの人とつながり思いをカタチにできる力、どんな試練に遭遇しても決して「諦めない力」―そうした力と相俟って、頭脳は社会で開花し実を結ぶのです。
机上の学習だけでなく、部活動や社会貢献活動を通じて養われた作新の人間力が、明日の世界を拓(ひら)くと信じています。
学院を象徴するエンブレム。作新のイニシャルである「S」の飾り文字を挟んで、文武両道を表す“ペン”と“剣”が配され、Sの上下には地球環境保護活動に学院をあげて取り組む姿勢を示した“地球儀”と、何より「心」を大切する思いを込め“ハート”が描かれています。