必修クラブ

茶道

《日本文化の伝統に触れる》

水曜日の5時間目に5・6年生の女子は茶道を学んでいます。指導してくださるのは宗偏流昇玉会(そうへんりゅうしょうぎょくかい)家元の石原秀峰先生。場所は小学部のオープン教室、畳を敷くと茶室に早変わり。6年生は風炉点前を、5年生は全員が盆点前を教わっています。

最初の1分間、 正座をし、姿勢を正し、無念無想で心を落ち着かせます。草の礼で始まり、行の礼で終わる点前は、約30分かかります。緊張気味に茶を点てると心地よい音が響き、抹茶の香りが部屋いっぱいに広がります。お菓子を食べ、お茶を飲む子どもたちの顔はにこやかにほほえみます。授業の終わりには、月々の大切な茶道の行事のことや季節感あふれるその日のお菓子の意味についての話をうかがいます。

6年生女子は最後の授業で男子を招待し、帛紗(ふくさ)さばきも鮮やかに、茶筅(ちゃせん)を動かす手も美しく、2年間の学習の成果を披露しながら、おいしいお茶を飲んでもらう機会を設けています。そして、卒業時には全員が修了証をいただいています。

茶道を通して日本古来の伝統文化に触れ、正しい礼儀作法を身につけるとともに、相手を思いやる心、友達と仲良く一つのことを成し遂げる心、静けさの中で自分を見つめる心などを育んでいます。

ラグビー

昭和35年より今日まで、男子児童(5・6年生)が、水曜日の必修クラブの時間にグラウンドを駆け回っています。昭和36年、日本のラグビー史上で初めての小学生ラグビー対抗試合と、当時の新聞が書き立てた「青山学院初等部と対抗試合」を始め、県内ラグビースクールとの交流会などにも参加してきました。ラグビーを通して、チームワークの大切さや、スポーツマンらしい態度の育成を目指しています。