2025年1月30日(木)~2月1日(土)、2泊3日の行程で、1年生が宿泊体験学習に行ってきました。
〈1日目〉
福島県いわき市を訪れました。
午前中は、「小名浜市民会館」での震災学習です。相馬市観光協会から、震災語り部の五十嵐ひで子さんと復興支援員の遠藤美貴子さんをお迎えしました。東日本大震災後の復興の様子と課題について遠藤さんのお話をうかがった後、実際に津波に巻き込まれご主人と叔父様を亡くされた五十嵐さんの体験談をうかがいました。生徒たちは、命を大切に守ることの大事さを改めて学んだように思います。
午後は「アクアマリンふくしま」での震災学習と班別行動です。アクアマリンふくしまも震災で大きな被害を受け、魚や海洋生物も犠牲になっています。当時の職員の方々の必死の対応、復興への道のりを、スライド写真を見ながら学びました。班別行動の時間に、生徒たちはワークシートに取り組みながら魚たちに会いに行きました。魚たちを取り巻く環境問題についても深く学べたことがワークシートからうかがえました。
〈2日目〉
午前中は「あぶくま洞」を訪れました。鍾乳洞に関する基礎的な知識は事前の学習で習得していましたが、やはり実物の迫力に圧倒されたようです。気の遠くなるような長い時間をかけて鍾乳石が形成され、それを目のあたりにした実感は忘れられないものになるでしょう。やはり地球はダイナミックでドラマチックですね。
午後からは「ブリティッシュ・ヒルズ」での活動です。雪の中にたたずむ建物群はまさにイギリス。生徒たちのわくわくが高まります。到着直後のチェックインでは、英語で自分の名前が呼ばれます。緊張の面持ちの生徒たちもうまくチェックインできました。学校と違い、レッスンをしてくださる先生はすべて英語で話しかけてきます。リスニングは大変だったでしょうが、自分の話す英語が通じたときの嬉しさは忘れられないことでしょう。大広間ボールルームでの活動「コネクト」で英語を使い出題されるクイズに取り組んだ時間も、学年全体で盛り上がりました。
夜はそれぞれ敷地内の建物に泊まりました。まるでイギリス旅行の夢を見ているような一泊でした。
〈3日目〉
滞在中の3レッスンのうちの最後は、「Experience」。体験型のレッスンです。「3D Pictures」「Aromatherapy」「Card and Magic」「Chess」「Cooking Scones」のレッスンに分かれて取り組みます。英語の細かいところは聞き取れないところがある生徒もいたようですが、みんな「やりかた」を理解して活動に取り組んでいました。楽しそうに活動に取り組んでいました。
ランチをいただいてから、バスは栃木へ。生徒たちはみんな、たくさんの笑顔とお土産話をご家族に届けに帰っていきました。