幼稚園では13年前の東日本大震災を教訓として毎年1回、大地震を想定した防災、園児引渡し訓練を実施しています。この日は全面的にご家庭に協力していただき、園児が避難した後、メール配信を受けてから避難場所に迎えに来ていただく訓練です。
お部屋では担任の先生から地震のこわさや避難するときのお約束のお話を聞きます。
幼稚園児はみんな真剣にお話を聞きます。小さいクラスでは防災頭巾を被る練習もしました。
さて、いよいよ訓練です。お昼過ぎに「訓練です、訓練です。震度6の地震が発生しました!」という緊急放送が入りました。子どもたちは即座にテーブルの下に潜って、身を守ります。
地震が収まった放送で、先生と一緒に園庭に避難します。「押さない、かけない、しゃべらない、戻らない、泣かない」のお約束をしっかり守って避難です。
静かに素早く避難して来ました。誰一人泣いていません。
担当の先生が園舎のドアを開けてから避難して完了です。地震のときはドアが歪んで開かなくなる可能性があるので、開けて避難します。
全員揃っているか確認して、人数を報告します。
全員揃ったところで、園長先生からの講評です。お約束を守って素早く避難できました。誰も泣かないで避難できたことはとても感心です。
避難したあと保護者にメールが配信されました。メールを受け取った保護者の皆さんが園庭にお迎えに来てくれます。この日ばかりはお仕事を抜けて協力してくださった保護者の方もたくさんいらっしゃいました。
防災頭巾を被ったままでおりこうに待つ子どもたち。
続々とお家の方がお迎えに来てくれました。
園児引渡しカードで確認をしてからの降園となります。
おじいちゃん、おばあちゃんが協力してくださったお家もありました。
ちょうどお昼寝の時間で眠くなってしまった子もいましたが、早いことが大切なのではなく、いかに現実味を帯びて訓練できるかが大切です。
みな無事にお家の方と帰宅することができました。地震は起きないことが1番ですが、今年の元日に起きた能登半島の地震のように、いつ起きるかわかりません。いざという時のために訓練は大切と感じています。
ご協力に心より感謝いたします。お忙しい中ありがとうございました。