高校ト英・英 卒業生の武田与さんが,東北大学「総長賞」を受賞!

 「東北大学総長賞」を受賞

卒業生の武田与さん(トップ英進部3期生,作新学院中等部出身)が,このたびの東北大学理学部卒業にあたり,「総長賞」を受賞しました。同賞は,「東北大学の教育目標にかない,かつ,学業成績が特に優秀な学生を表彰する」栄えある特別な賞です。

 多様な分野で大活躍

地質学の中でも炭酸塩堆積学・層序学を専攻してきた武田さんは,鹿児島県沖永良部島をフィールドとして,琉球列島に広く分布する琉球層群の現地調査などを展開しています.これまでに,日本サンゴ礁学会第26回大会(2023年11月26日開催)や日本古生物学会第173回例会(2024年1月26日から28日開催)での発表を行いました。こうした学術研究に加えて,高校時代の「地球環境クラブ」代表の経験をもとに,大学公認の「フェアトレード推進サークル」代表としても活躍なさり,東北大学グローバルリーダー育成プログラム(TGLプログラム)の「2022年度第2回グローバルリーダー認定証授与式」では,受賞者代表の挨拶も立派に務め上げました。

 卒業後も学院へ

昨年5月,武田さんはトップ英進・英進部で「物理」の教育実習を行いました。実習中は,後輩に向けて貴重なアドバイスを数多く送ってくださいました。また,今年2月に実施された「第2回特待生説明会」でも,作新学院高等学校に在学中の様子を中学生に向けて熱く,詳しく語ってくださいました。武田先輩の話に後押しされ,作新学院に入学された新入生も多いことでしょう。

 武田与さんからのメッセージ

今回の受賞に際し,武田さんから次のメッセージをいただきました。

 コロナ禍というマイナススタートだった4年間,特に研究室配属から教授と共に始めた研究活動は,辛いことや苦しいことの方が多かったかもしれません.しかし,作新民として培われた温故知新の精神,逆境にこそ輝くレジリエンスに,大いに助けられてこのような名誉を頂けました.新年度からは,同大学大学院理学研究科地学専攻地圏進化学コース炭酸塩堆積学・地球化学グループの博士課程前期1年に所属します.今後もより一層知識を深め,技術力を高めて,この賞に恥じない成果を出せるように精進し続けて参ります。

武田さんの今後益々のご活躍をお祈りいたします。