小学幼稚 幼小連携体験研修

 今日と明日は、恒例の「幼小連携体験研修」の日です。「幼小連携体験研修」とは、小学部と作新幼稚園との交流行事の一つで、小学部の教員は幼稚園で、幼稚園の先生は小学部で、それぞれ相手方の生活を体験するという研修です。小学部と幼稚園、同じ敷地内にあっても、お互いに相手方の子どもたちや教員の様子はあまりわからないものなのです。働く場所を交代してみればより理解が深まるかも、そんな思いで始まったのが「幼小連携体験研修」です。

 今日、その貴重な体験をしたのは、小学部の斉藤崇教諭と幼稚園の斉藤由美教諭です。斉藤崇教諭は、ことり組(年少組)の子どもたちと過ごし、斉藤由美教諭は小学部1年生の教室で、学習したり休み時間に遊びに興じたりする子どもたちとともに生活しました。

 幼稚園の斉藤由美教諭が1年生の教室に入ろうとすると、昨年幼稚園で受け持った子どもたちがわっと大歓声。隣の教室からも駆け寄ってきてあっという間に取り囲まれてしまいました。斉藤由美教諭は、1組、2組、3組と順に教室を巡り授業の様子を見たり、懐かしい子どもたちに声をかけたり、小学部の教員の授業のお手伝いをしたり。「受け持った子どもたちの成長が見られて嬉しかったです。」とは斉藤教諭の感想です。

 幼稚園は、今日は花の日訪問。それぞれのお家から持ち寄ったお花を日頃お世話になっている施設や機関に届けます。ことり組の子どもたちは学院内の図書館と、第2保健室まで届けに行きます。まず、お出かけの準備。お帽子をかぶって、お花をもって。学院をテクテク歩いて届けます。年少組のこどもたちにとっては学内はとてつもなく広いし、図書館も保健室も遠いのです。斉藤教諭は、列が乱れたり、はみ出したりする子供たちに優しく声をかけ、笑顔を絶やしません。小学部で音楽も担当している斉藤教諭、子どもたちと一緒に「花の日の歌」も歌いました。斉藤教諭の感想、「皆、人懐こくて嬉しかったです。また、人の話をきちんと聞くことができるので感心しました。」

 明日は、幼稚園の松崎恵教諭と、小学部の渡辺由紀子教諭の体験研修の日です。