2023(R5)年度が始まり、始業式から一週間が経ちました。各学年・クラスとも学級開き・授業開きが滞りなく済み、順調に滑り出したようです。斯く言う私も6年生の1クラスだけ授業を受け持っています。修学旅行が5月中旬にあるので、単元を入れ替え「鎌倉時代」を先に学ぶ計画を立てました。しかし、その前に重要なことがあります。それは『ノートの取り方』の説明です。下図には、ノート半ページを模したものを張り付けてみました。ノートの罫線やポチ印をうまく使います。
まず、日付の欄は左からポチ2つ目に縦線を引きます。次に、右から5ポチ目に縦線を引きます。最後は下から3行目に横線を引きます。使い方はこうです。
日付は「日付を書きます。例えば4/17のように…」。板書は「教師が黒板に書いたものすべてを書きます」。右側の5ポチ欄には「気づき・疑問・アイディア・浮かんだ考え・クラスメイトの意見(自分では気付かなかったこと)・教師が板書しなかったけどタメになる発言」等々。最後は、下3行の部分の説明です。ここには、その日(そのページ)の最も大切なワードを箇条書きで書き込みます。できるだけ簡便に、がコツです。見直し(復習)をするとき、この3行部分をまず見ます。その時、リアルに授業風景(例えば、黒板の右端に赤いチョークで書いたあの部分とか、クライメイトの〇〇さんがこんなことを言って拍手を浴びたシーンとか…。)が思い起こせれば、復習は終了!的なノートづくりをここ何十年も勧めています。
部長室だよりのアイキャッチに挿入してある写真は、この春に小学部を卒業し、作新学院中等部に進学したS・Sさんのノートをスキャンしたものです。彼のノートづくりは私が指導したその上をいくものでした。授業の理解ばかりか、思考の深まりが着実に付いていったことを覚えています。筍が伸びるように…。ノートづくり、お勧めです。
※「図」を挿入するはずだったのですが、私の技術が追い付いてないようでして…。申し訳ありません。下図の右端の「重要事項」の欄は、下3行に位置する部分です。アイキャッチの写真から想像を膨らましていただけたらと思います。
日付 | 板書 | 気付き 疑問 考え |
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重要事項 |