小学 【部長室だよりEpi.20】「作新小の夕焼け」

4:45pm,「起立」「礼…ありがとうございました」「着席」

今日も6年生の放課後補習授業が終わりました。待ち構えていた数人の子どもがカーテンを開けます。「うわあ。きれいだなあ」「間に合ったあ。よかったあ」と口々に喋りだす子どもたち。その視線の先に見えるのは、西の空に茜色に染まった夕焼けです。中学校進学(受験)に備え、今はもう40歳あるいは50歳になった大先輩の時代から放課後の補習をやってきた小学部の6年生。5年生から6年生に進級したその日から、夏の補習と秋の補習は恒例となるのです。

今は晩秋。秋も深まってきた10月下旬からおよそ1ヶ月が恒例の秋の補習です。6限授業が終わり、帰りの会も済み下校するはずの6年生の希望者が補習を受けます。ほぼ9割の参加率です。月曜から金曜までの平日5日間を日替わりに「国語」「社会」「算数」「理科」の4教科を受験対策として学び直します。日中の教室授業とは違った緊張感が漂っています。そして、ちょっぴりのリラックス感も見え隠れしています。苦手な分野を穴埋めするように取り組む子もいれば、得意分野をさらに発展的に学ぼうとする子もいます。緊張の45分間の補習が終わった後のご褒美は、「作新小の夕焼け」です。

今日も声が聞こえてきます。4:45pm,「起立」「礼…ありがとうございました」「着席」「うわあ。きれいだなあ」「間に合ったあ。よかったあ」