ト英・英 PDA英語ディベート世界交流大会で堂々のベスト8!!

1月21日(金)・22日(土)に開催された「第7回PDA高校生パーラメンタリーディベート世界交流大会in Zoom」に,作新学院高等学校が日本代表として参加した。

本大会は、一般社団法人パーラメンタリーディベート人材育成協会(PDA)主催(文部科学省および外務省後援)による高校生のための即興型英語ディベート世界大会であり、今年度で7回目を迎える。各国からチームがオンラインで集結し、英語の実践的コミュニケーション能力を競い合った。今大会には,15か国から24チーム(日本5チーム、海外19チーム)が参加し,2日間に亘る熱戦が繰り広げられた。

本大会では、パーラメンタリーディベートを通して、英語での発信力、論理的思考力、幅広い知識・考え方、コミュニケーション力など複数の力を発揮して様々な国の人と同じ土俵で議論し、成長する機会が提供されている。スケジュールも国際会議・国際学会に似たものとし、高校生にとって、将来的にこのような世界の舞台に参加するイメージや各々の目標を持てるよう塾考された大会となっている。

 

★結果

作新学院高校 第8位(2勝2敗)162speaker point(全体で6位)

R1 フィリピン(Timber City Academy)戦 [負け]

R2 タジキスタン(Dushanbe Economics Lyceum for Gifted Students)戦 [勝ち]

R3 モロッコ1(Moroccan National Debate Team) [負け]

R4 コロンビア(Corporación Educativa American School)戦 [勝ち]

 

(個人賞)

ベストディベーター賞、ベストPOI賞ともに近久由真さんが受賞

 

(文化賞)

作新学院(その他ウガンダ、ウクライナ、フィリピンの4団体が受賞)

 

小杉あかりさん・近久由真さん・井出上咲良さん(いずれも2年生)の3人で構成された作新チームは、海外の強豪を相手に全く臆することなく、どの試合も激論を繰り広げた。R1で昨年2位のフィリピン、R3では昨年の優勝に続き今回大会も連覇したモロッコ1に惜敗したが、他の2試合は見事な勝利を収めることができた。特にR3のモロッコ戦では、作新チームもベストディベーター賞とベストPOI賞(原則は両方の賞とも1名ずつ)を獲得するなど大いに健闘した。

予選4試合を終えて、4戦全勝が2チーム、3勝が4チーム、2勝は6チームあったが、作新チームは「speaker point」の合計が全体の6位と高かったこともあり、8位 に輝いた。

 また、個人賞では、予選4試合で2回以上のベストディベーター賞あるいは、ベストPOI賞を獲得した選手が、最終的なベストディベーター賞、ベストPOI賞の受賞者となったが、作新チームはその両方を受賞することができた。特にベストディベーター賞は、ゲームベストディベーターを4回取った選手はいなかったため、作新の受賞者が獲得した3回が最高であった。この快挙は,本県のディベーターが世界レベルで活躍できたことを示すものであり,大変嬉しく思う。

なお、初日には各チームが文化紹介をプレゼンする時間が設けられ、各国チームが思い思いのプレゼンを行った。作新学院は、栃木県の冬の風景、特産物・工芸品・建築物・農産物などを通して日本文化を紹介し、見事に「文化賞」を受賞することもできた。

代表選手3名は、世界の強豪チームを相手に持てる力を堂々と発揮し、目標であったベスト8入りを達成。個人賞・文化賞も受賞することができた。試合の合間を縫って各国の代表ディベーターとも積極的に交流し,多くの学びを得た貴重な大会となった。

 

 

 

★Motion (論題)

予選1: Parents should have the right to access their children’s SNS.

親は子供の SNS にアクセスする権利を持つべきである。

予選2: Homework should be abolished. 宿題を廃止すべきである。

予選3: The development of AI weapons for military purposes should be banned.

軍事目的の AI 兵器の開発を禁止すべきである。

予選4: Companies should not do business with countries where there are human rights violations.  企業は、人権侵害がある国と取引をすべきでない。

準決勝: Developing countries should take the same responsibilities as developed countries on global warming.

地球温暖化について、発展途上国は先進国と同じ責任を負うべきである。

決勝: Space travel by the wealthy should be criticized.

富裕層の宇宙旅行は批判されるべきである。