小学 6年修学旅行(2日目)・震災学習

修学旅行2日目は、震災学習として気仙沼と南三陸を訪問しました。

はじめに、東日本大震災以来長く交流を続けている気仙沼小学校を訪問しました。
同じ6年生の児童が出迎えてくれ、学校の説明をしながら体育館まで案内してくれました。
あんばホールと名付けられたメインホールに入ると、作新小から毎年送っている「交流カレンダー」が、表紙も含めて1年分掲示してありました。体育館では、歓迎セレモニーとして、気仙沼小クイズと、合唱をしてくださいました。「365日の紙飛行機」の素敵なハーモニーにのせて飛ばしてくれた紙飛行機には、一つ一つメッセージが書いてありました。
飾られていた自分たちの作ったカレンダーを実際に見て、「毎年カレンダーをありがとう」「これからも交流を続けていきましょう」などの温かい言葉をいただいて、作新小の子どもたちも温かい気持ちでいっぱいになりました。
震災から9年7か月。遠い宇都宮と気仙沼の同級生がこうして会えたことをとても嬉しく思います。

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館には、震災当時の映像や被災した様子がそのまま残されています。
また、南三陸町では、防災庁舎や被災した学校跡などを車窓見学し、語り部さんから生の体験談をうかがいました。
津波のない海なし県に住んでいる私たちが、その恐ろしさを真に理解することは難しいことなのかもしれません。しかし、自分たちに身近な災害と置き換えて自らの命を守る行動について考えることの大切さや、あらゆる辛さを乗り越えるためのヒントを、宮城県の人々の現在のくらしから教わり、子どもたち一人一人が自分なりに考えることができたのではないかと思います。

仮設商店街からスタートしたという「南三陸さんさん商店街」では、ショッピングやカフェタイムを楽しみました。併設の「南三陸町震災復興祈念公園」と、そこへ行くための「中橋」は、昨日一般開放されたばかり。商店街で出会う人々は、みなさん笑顔で話しかけてくださり、復興に向かう人々の強さや優しさを感じることができました。

子どもたちの学びは深く、心を動かされた1日となりました。