自然の恵みである雨は、飲料水としての生活用水や農業用水などに利用され、無くてはならない資源(恵み)です。そうは分かっていても、「雨と晴れ」を比べっこするとどうしても「晴れ」を選んでしまいます。特に、学校行事は天候と密接に絡んでいます。
9月19日(土)、「明日は雨模様となる気象予報です。9/20(日)実施予定の小学部運動会は9/22(火・祝)に延期します」旨の一斉メールを打ちました。翌、9/20(日)の夜明け時は、ひと時青空が覗いていました。この時ほど「雨よ、どうか降ってください」とお祈りしたことはありません。おそらく、人生初めての降雨祈願だったと思います。午前9時半ごろ、雨が降り出しました。10時ごろには大粒の雨が降り出し、地面に水たまりができました。正直、ホッとしたものです。
延期した9/22(火・祝)の運動会は快晴でした。コロナ禍にある最中ではありましたが、最大限のコロナ対策をし、運動会自体のプログラムを半日開催に縮小し、保護者の来校人数までも制限させていただきました。ご理解とご協力に感謝申し上げます。
おやじの会の皆さんの働きぶりにも感謝します(「おやじの会」以外の保護者さまにも感謝します)。子どもたちが使った椅子をトラックに載せ、あるいは人海作戦で所定の場所まで運んでくださいました。途中、何人もの“おやじ”から「部長、次は何をやりますか」と声をかけられました。おそらく、励ましの意味もあったのだろうと思っています。
運動会が明けてから、「『運動会開催ができたこと』をうれしく思う旨の連絡帳をいただきました。」と担任から聞きました。苦労したとは言いたくない、という傍ら「できて良かったなあ」と思っていた矢先の言葉に深く頭を下げている自分に気付きました。
「表情豊かな、はち切れんばかりの子どもの笑顔が今日のご褒美です。」「ああ、楽しかった」という言葉を聞くことが教育現場の願いです、と申し上げた記憶があります。
我々、教員一同も「ああ、楽しかった!」と思っています。