8月8日(土)・9日(日)の両日に開催された「PDA 全国高校 即興型英語ディベート合宿・大会 2020」(主催:一般社団法人 パーラメンタリーディベート人財育成協会(PDA),後援:文部科学省)の「授業の部」において,参加したトップ英進部1年生の3チームが,見事に全国優勝・準優勝・3位入賞の上位独占を果たしました。
36校から64チーム,総勢281人が参加した今年の第7回大会は,新型コロナウイルスの影響から,初のオンライン開催となりました。試合は,論題の発表後に設定される15分の準備時間(Preparation Time)を経て,肯定側チーム(Government)と否定側チーム(Opposition)に分かれ,それぞれの立場を主張する理由を述べ合っていきます。相手チームのスピーチ中でも,15秒以内の質疑応答(POI,Point of Information)を行うことも認められています。
参加した作新チーム10名は,学内のアカデミア・ラボから意見を発信。1年生ながら冷静・沈着な判断力に加え,的確な表現力と熱意をもって,着実に勝利を重ねていきました。準決勝・決勝とも作新チーム同士の対決が続き,他校からも大いに注目を集めました。
表現力豊かに個性を活かしたスピーチを重ねていく作新Bチーム(荒生夏央美さん・井手上咲良さん・島崎華乃さん)と,豊富な知識を背景に論理的な意見を展開する作新Aチーム(小杉あかりさん・近久由真さん・松原和葉さん)との間で繰り広げられた決勝戦は,息を呑む接戦となりましたが,作新Bチームが僅差で優勝を勝ち取りました。3位入賞の作新Cチーム(齋藤理子さん・櫻庭望さん・舘野佳菜子さん・宮下歩佳さん)は団結力抜群の4人。試合を重ねるごとに要領をつかみ,相手チームへの質問なども積極的に行うことによって,自分たちの意見が優れていることをアピールできるほどに成長しました。
個人でも,荒生夏央美さんと近久由真さんがベストディベータ賞を,荒生夏央美さんがベストPOI賞を獲得。全国レベルで活躍する他校生との交流を通して,大いに成長し,自信を胸にすることができた体験となりました。
[出題された論題]
予選1 「日本は,もっと難民を受け入れるべきである。(Japan should accept more foreign refugees.)」
予選2 「日本は,安楽死を合法化するべきである。(Japan should legalize euthanasia.)」
予選3 「ペット税を導入すべきである。(A pet tax should be introduced)」
準決勝 「コロナ禍では,民主主義より権威主義のほうがよい。(Authoritarianism is better than democracy
during the COVID-19 pandemic.)」
決 勝 「誹謗中傷で自殺に追い込んだ場合,終身刑を課すべきである。(A life imprisment should be imposed
on a person who lead others to commit suicide with slander.)」