幼稚園では毎年年長組を対象に茶道体験教室を行なっています。この行事は今年で6年目になりました。高等学校茶道部顧問の植平宗新先生と高校生が幼稚園に来園してお点前をしてくれます。今年は茶道だけではなく広く心を育てるというコンセプトで音楽と物語をコラボした企画で行いました。
今日は音楽を演奏してくださると言うことで、中等部の1年生と高等学校の部長先生が来てくださいました。
まずは中等部の高橋くんがショパンの「子犬のワルツ」を披露してくれました。あまりにも指が早く動くのでびっくりして見入る幼稚園の子供たち。とてもかっこ良かったね。
中等部長先生も来てくれました。
犬に因んで、植平先生が「おかげ犬」のお話をしてくださいました。病気の主人に代わって日本橋から伊勢神宮まで行く犬のお話です。このお話には責任、尊敬、勇気のテーマが込められているそうです。
高等学校の金田部長先生は大小さまざまなオカリナを演奏してくれました。オカリナという楽器は3000年以上も前からある楽器で、「小さなガチョウ」という意味だそうです。優しく綺麗な音色でした。
「旅愁」や「夕焼け小焼け」をまず吹いて下さいました。「夕焼け小焼け」の時には自然に子供たちから歌が出てほのぼのとした雰囲気になりました。
中等部生と部長先生のコラボで「おうま」を聴きました。
まさに一校一家ならではの企画です。
園長先生からは心に残った1冊ということで、「スーホの白い馬」のお話がありました。馬頭琴という楽器はオカリナよりももっと古く、4000年くらい前からあるんだそうです。白い馬は殺されてしまったけれど、その骨や皮や筋を使って馬頭琴という楽器を作ったんですって。それが今の時代にも美しい音楽を奏でているのです。
いよいよ高校生のお点前をいただきます。
まず、お菓子をいただきます。本日のお菓子は「老松」京都の有名なお菓子です。甘くて子供達にも好評でした。
植平先生からお茶碗の持ち方、お茶のいただき方を教えていただきました。
苦くないかな?
始めての経験だった人も多かったけれど、みんなお行儀よくお茶を頂くことが出来ました。
お茶のお道具の説明もしてくれました。
水差しにも馬の絵が。
音楽、文学、茶道と盛りだくさんでしたが、今日はとても貴重な経験が出来ましたね。
青1組
青2組
青3組