第六回大関作新館賞授賞式
令和7年3月20日に大田原市ピア―トホールで行われました。授賞者は以下の通りです。
日本両棲類研究所所長 篠崎 尚史 氏 (昭和31年1月8日生)
授賞分野(授賞タイトル):「サイエンスの力でイノベーション」次世代を担う人材育成
篠崎氏は昭和31年日光市中宮祠で誕生された。米国州立ケンタッキー大学理学部生物学科・物理学科を卒業後、東京歯科大学などで研究を重ね、同角膜センター⻑、慶応大学医学部准教授等の要職を務めた。オオサンショウウオの角膜の上皮から体性幹細胞を発見、ヒトへの角膜移植の再生医療に世界で初めて成功するなど、角膜移植や再生医療の世界的な第一人者として多大な功績を残されてきている。
さらに近年は栃木県内の中高生や教員等を対象に、「サイエンスの力でイノベーション」を合言葉とし、次世代の子どもたちに向けて探究的な学習や、AIなどの急速な技術の進展により、
激しく変化する社会に順応した競争力のある人材に育てていくSTEAM教育の推進に尽力している。世界に誇る再生医療の第一人者として活躍されているだけでなく、県内の学術・教育に顕著な貢献をされてきている。(平成25年にはアメリカアイバンク協会・米国角膜学会のペイトン賞、令和3年にはアジアアイバンク協会賞を、ともに日本人として初めて受賞されている。)
大関作新館授賞式詳細はこちらをご覧ください。