▲東京大学 大学院理学系研究科 ▲ 東北大学 理学部 宇宙地球物理学科▲ 栃木県立宇都宮高等学校選手選手◆パリオリンピック2024日本代表◆2024年ドーハ世界水泳選手権板飛び込み決勝進出◆2022年アジア競技大会1m板飛び込み5位入賞◆2021年東京オリンピック女子3mシンクロ板飛び込み5位入賞◆パリオリンピック2024日本代表◆IFSC クライミング・ワールドカップ(B)柯橋 2024男子 ボルダー 優勝◆FSC クライミング・ワールドカップ(B,S)ソルトレイクシティ 2023男子 ボルダー 優勝◆2021年東京オリンピックスポーツクライミング男子複合4位入賞■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■7Human power■■■■■■■■Human powerHuman power筑波大学 宇宙史研究センター助教橋本 拓也さん中等部での思い出はすべてが楽しく、輝いています。毎日みんなと笑いあい、悩んだときには励ましあい、あっという間に過ぎた3年間でした。今でも連絡を取り合っている仲間から励まされることがあり、大会に臨むときの大きな力になっています。作新学院小学部出身 橋本拓也氏は、アルマ望遠鏡を用いて遠方銀河の研究を行っています。橋本氏は、宇宙年齢が10億年未満の時代に存在していた超遠方銀河を主なターゲットとしており、高い感度を持つアルマ望遠鏡を用い、酸素イオンが放つ光を手がかりにした、超遠方銀河の観測手法を確立しました。この手法を用いて、観測史上最遠記録を打ち立てた132億8000万光年かなたの銀河や、合体銀河としては最遠方である131億光年かなたの銀河の観測に成功し、アルマ望遠鏡を用いた超遠方銀河研究の世界的潮流を作り上げるとともに、宇宙初期における銀河の誕生と進化の理解に大きく貢献しました。 橋本氏は、「このたびは素晴らしい賞を頂き、大変嬉しく思います。これも共同研究者の皆様、アルマ望遠鏡に携わる皆様をはじめ、これまで関わってくださった全ての方々のおかげです。この研究をしていた当時を振り返ると、今でもデータ解析の末に超遠方銀河からの信号を目にした時の感動と興奮が、ありありと蘇ってきます。そして、その信号が酸素イオンの放つ光だと分かってからは、国内外の共同研究者と白熱した議論を幾度も交わし、より良い論文を作った素晴らしい日々を懐かしく思います。多くの研究者が、アルマ望遠鏡と酸素イオンが放つ光の組み合わせを活用して一分野を開拓できたことは、研究者冥利に尽きます。これからも、多くの方々と共に面白い研究をして天文学の発展に微力ながら貢献して参りますので、温かい応援をよろしくお願いします。」と、受賞の喜びを語っています。▲筑波大学での実験の様子(ALMA webニュース 2021.06.16掲載文より引用)▲中等部野球部時代のスナップ中等部は、先生とも距離が近く優しい友達ばかりで、まさに「一家」のような学校でした。飛込の競技もみんな応援してくれて、心の支えになっていました。学びながら競技を続ける、自分の生き方の基礎を作ってくれたのが中等部だったと思います。栃木トヨタ所属栃木トヨタ所属属▼橋本さん受賞業績:電離酸素の輝線を用いた様々な最遠方銀河の観測的研究令和3年度文部科学大臣表彰若手科学者賞 受賞スポーツクライミングたくさんの出会い・経験を経て「人間力」を豊かに。楢﨑智亜中等部 2011年度卒飛び込み本遼世界に挑戦する作新民榎香中等部 2011年度卒宇都宮市立岡本西小学校出身
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