卒業アルバムより▶大倉さんの卒業文集18852026sakushin ismさん 新潟大学医学部在学中新潟大学医学部にて新潟大学医学部にてオンラインにて対談をする八島部長と大倉さんオンラインにて対談をする八島部長と大倉さん(八島) 今、具体的にどんな勉強を?大倉さん 新潟大学医学部に通い、医師になるために日々勉強をしています。今は臨床実習という期間で、病院で医師の先輩方に同行し、実際に患者さんと接しながら、様々な疾患について勉強しています。(八島) 達成感を感じるときは?大倉さん 実習では、プロフェッショナリズムをもった医師の先輩方に囲まれ、日々多くの学びと刺激を受けています。その姿を見ていると、医師として働くということは、生涯学び続けることなのだと実感します。自分はまだまだ知識も経験も未熟だと痛感するばかりなので、これからもしっかりと勉強を重ねていきたいと感じています。(八島) 今の学部を選ぶきっかけは?大倉さん 医師になろうと思った直接的なきっかけはありませんが、一生続ける仕事なので、やりがいがあり、少しでも社会貢献につながる仕事を選びたいと思っていました。そんな中、自分よりも若い子どもたちが、病気で辛い思いをしたり、命を落としてしまうような悲しい現実に直面することを知りました。そこで、病気で苦しむ人たちの力になりたい、命を救う手助けがしたいという気持ちが強くなり、医師を目指そうと思いました。(八島) 小学部での経験が今も活きていると感じることは ありますか?大倉さん 小学部での経験で一番印象に残っているのは長距離走大会です。当時は運動が大好きで、毎年の長距離走大会は本気で取り組んでいました。大会の数ヶ月前から父と一緒に走りに行くなど、しっかりと準備をした結果、小学1年生から3年生まで3年連続で1位をとることができました。ちなみに、今はとても足が遅いです(笑)。一つの物事に全力で取り組み、満足のいく結果を出すことができた時の達成感は忘れられないもので、この経験は現在にも活きているものだと思います。(八島) 小学部にいたころの思い出は他にもありますか?大倉さん 小学部ではたくさんの行事があり、どれも楽しく思い出に残っています。しかし、一番心に残っている出来事は、タイから転校してきた時のことです。私は小学部の4年生の途中から父親の仕事の都合でタイのバンコク日本人学校へ転校しました。その後帰国して6年生から小学部に戻ってきたのですが、その時みんなが温かく受け入れてくれたことが本当に嬉しくて、今でも鮮明に覚えています。(八島) 小学部の後輩へのメッセージをお願いします。大倉さん 小学校生活6年間は長い人生においてもかけがえのない時間です。小学部で過ごした1年間が今の何年分にも感じるほど毎日が濃密で、今でも鮮明に思い出せるキラキラした思い出です。正直なところ、今でもあの頃に戻りたいと強く思います。小学部の皆さんには、とにかく自分の好きなことや興味があることを精一杯楽しんで欲しいです。もちろん勉強も大切ですが、友達と外で遊ぶ、図書室で本を読む、習い事に打ち込む、といった何気ない日常の時間をもっと大切にしてほしいです。無駄なことは一つもありません。小学部で体験した全てのことが将来に活きてきます。新潟の大学で医師を目指している大倉さんに恩師の八島部長がオンラインにてお話を伺いました。新潟大学 医学部医学科 ◀ 栃木県立宇都宮高等学校 ◀ 中等部 ◀ 小学部(2014年度卒)12医師として働くということは、生涯学び続けること大倉 拓斗
元のページ ../index.html#13